外国人に東京を案内する前に読むべき一冊「72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる!おやじギャグ英語術」
2020年の東京オリンピックに通訳ボランティアとして携わりたい人が増えているらしいですね。英語学習のいい目標になりますよね!
また最近は、街で外国人の姿をよく見かけたり、外国人旅行者に触れる機会や可能性が以前よりも、ずいぶん増してきました。今回は、外国人の友達に東京を案内する時に参考になる本「72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる! おやじギャグ英語術」を紹介します。
外国人に人気の意外な観光スポットがわかる
この本は、具体的に「どのスポットに行きたがるのか」「どうやってツアーを盛り上げるのか」「どんなグッズが喜ばれるのか」を著者の佐藤さんのツアーを追体験するような文体で知ることができます。行きたい場所の三位がポケモンセンターだとは知りませんでした(笑)。
茶道や侍をどう英語で説明したらいいのかや「忍者はどこにいるのか?」と聞かれた時のユニークな答え方もわかります。僕たちにとって見慣れている光景や物をベテランのツアーガイド佐藤さんの視点ではどう面白く紹介するのかが興味深いです。
紹介されているギャグもなかなか実践的です。「え、それウケるの…?」というのも中にはありますが、いろんなシチュエーションで使えたり、あらゆる国から訪れている外国人の気持ちを配慮したジョークなど、使えるものが多いです。
英語力よりも楽しんでもらおうという気持ちが大事
佐藤さんは「英検一級」の保持者ですが、自分の英語を「ジャパングリッシュ」と謙遜しています。発音がネイティブからは程遠い日本語英語だと。そして、それで十分なんだと言います。外国人をもてなす時に、一番大事なことは「英語力」ではなくて、「楽しんでもらおうという気持ち」だと読みながら気づかされます。その気持ちが自然と相手に伝わるそうです。
それは当たり前な事かもしれませんが、笑顔で大人気の佐藤さんの口から発せられると、ものすごく説得力があります。
日本人はついつい完璧な英語を求めて、それができない自分を恥じて沈黙しがちですが、まずはそんなことは気にしなくてもいいと安心感を得られます。佐藤さんの人柄がにじみ出ているほっこりする英語本でした。
なんとなく表紙が昭和っぽいんですが、2012年に出版された書籍でした(笑)。
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